■Brand Concept

 本ブランドの最大のコンセプトは、日本の創作人形界の人形作家陣を原型師に起用するという点にございます。欧米の著明な人形作家は1点ものは販売せず、限定数量の人形を販売するのが通常であり日本とは大きく異なります。わたくしどもは、創作人形とカスタマイズドールの融合による新たなるステージを開拓していく所存です。

 70年代、ハンス・ベルメールに触発された四谷シモン氏によって開拓された球体関節人形という日本独自の創作人形分野は、90年代後半以降、前衛アングラ芸術から、カスタマイズドールというポップなサブカルチャーとして定着をいたしました。もはやAsian BJD(アジアン・ボールジョインテッド・ドールの略称)は、アジア諸国をはじめ、欧米でも人気を博するに至りました。わたくしどもは、こうした国際的見地からAsian Ball Jointed Dollのフレーズを日本発で積極的に用いております。

 外国人がよく、日本の女性を人形のようだと形容します。それは、自らの身体をトイッシュ(玩具っぽく)して楽しむ術を身につけているということではないでしょうか?Lolita FashionやGothic & LolitaやBJDなど世界へ影響を与える様々なサブカルチャーをクリエイトしている存在です。そこに着眼し、「Raison Toyish / レゾントイッシュ」と命名をいたしました。

 ブランドロゴには、実存主義の代表者フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルの代表的な2つのテーゼ「L'existence precede l'essence(実存は本質に先立つ)」「condamne a etre libre(人間は自由の刑に処せられている)」をあしらいました。

 トイッシュな有り様である振る舞いをとる存在。これは現代に生きる少女の心を保ち続けている世界中の女性たち・・・KAWAII(国際語:かわいい)を保つことを社会的に抑圧されていることへの乖離を、独自の創造に転化する力を持ち、世界のファッションリーダーの役割を担っていると肯定するテーゼです。

Raison Toyish 監修者 船本恵太





©2010 Raison Toyish